面接と婚活の話

私は現在転職活動中です。

採用の面接に行っては、知らない人を相手に自分の経歴や考え方、会社に入ってやりたいことを伝えています。

企業ごとに対策を練り、辻褄を合わせた説明をするのは非常に骨が折れるのですが、最近一つ気付いたことがあります。

「知らない人の顔を見て話すことには抵抗がない」

 

接客業の方や、営業の方なら当然できることかもしれません。

ですが、私は今まで内勤が多く、初めて会う方といきなりたくさん話をしなければいけないという場面はあまり経験してきませんでした。

相手に見られているという意識があると、うまく話せなくなったり、質問に答えている間に落としどころを見失ったりすることもありました。

しかし、今回の転職にあたり面接に行く中で、クローズドなコミュニケーションでも余裕を持って話せる自分に気付きました。

これは、婚活で出会いの場数を踏んだおかげじゃないかと思うのです。

相手の表情を観察し、何を答えて欲しいのか考えることもできるようになってきました。

これは、あまり自慢できることではありませんが、婚活の思わぬ効果だと思います。

 

面接のノウハウ

婚活で、マッチングした相手と会うことを「面接」と呼んでいる人もいますが、本当にそうだと思います。

私が転職で足りていないのは「相手を納得させる説明スキル」だと思っていますが、婚活で足りないのはどちらかというと「人を見極める力」な気がします。

マッチングアプリのシステム上、女性は求人票を出して、応募者の中からお相手をみつけていくという感覚の人が多いと思うのですが、私の婚活がうまくいかないのは、たぶんそこで何かを間違っているんだと思います。結婚を前提に付き合い始めたはずなのに、実は相手が結婚を現実的に考えられていない…。

思い切ってヘッドハンティングに切り替えるか?それとも、採用の条件やプロセスを見直すべきか。求人票を出す場所を変えるべきか…。

何から見直していけばいいのかさっぱり分かりません。

 

面接のプロと言えば「人事」。

専門家なら何かノウハウを持っているんじゃないかと思って調べたところ、

人事の目線で婚活について考察しているブログをみつけました。

pepe198x.hatenablog.com

一般的に、採用した人が期待通りの能力を持っている確率は50%程度、トップクラスの人事でも70%程度と言われています。(MBA時代のケースを引っ張り出して読みながら)

逆に言うと、人を見るプロが判断しても、3~5割程度の確率ではずれを引いてしまう。いわんや、凡人をや。

はぁ~!プロでもそんな感じなんですね!

素人が簡単に成果が出せるわけないし、婚活で少しミスマッチしたぐらいでめげてはいけないですよね…。

でも、凡人でも成果をあげたいうという気持ちもあります。

何かいい方法はないんでしょうか…?

 

さらに読み進めると

余談ですが、人事のプロを自認する、とある人材コンサルの方は、自社の採用をする際に少なくとも10回以上、しかも出来る限り複数人で面接をするようにしているそうです。

理由を聞いてみたら、人事のプロだからこそ、人間の見極め力には限界があることを知り尽くしているからだそうです。

だから、自分の主観バイアスを避けるためになるべく複数人で面接する。

そして、自分が間違っていたなら、それはそれでしょうがないと後悔しないレベルまで面接を重ねるんだと仰っていたのが凄く印象に残っています。

…なるほど。

自分の見極め力を信頼できていない私には、非常に参考になるアドバイスです。

確かに企業の面接は何回もあるし、面接官が変わっていきます。

婚活でもそれをやれれば何かが変わるのかも? 

お付き合いする前に、自分が信頼している友人や家族、職場の人とお相手を会わせるのってなかなか難しいですが、そういったプロセスがあると、2人だけの狭い世界ではなくて、お互いに今後もイメージできる気がします。

これを実現する方法を考えてみましたが、信頼している人のいるコミュニティでお相手をみつけるのが最善な気がしました。

効率よく相手をみつけたいと思って、母数だけ増やしても難しい…ということなのかな?

 

婚活にしろ、転職にしろ、お互いの期待が外れてしまうのは不幸だなぁと思います。

こういうことは「ご縁だ」ともいいますが、なるべく時間をかけて深いコミュニケーションをして、みんなが幸せになるお相手をみつけていければいいなぁと思いました。