夢追い人は旅路の果てで何を手にするのか
Mr.ChildrenのEverythingという歌で、
「夢追い人は旅路の果てで いったい何を手にするんだろう」
という歌詞があります。
私はこの曲が好きでよく鼻歌で歌っています。
この歌詞の続きは
「嘘や矛盾を両手に抱え 『それも人だよ』と悟れるの?」
なのですが、夢を掴んだ(もしくは掴もうとしている)人が手に入れられるものって、最初に思い描いていたものとは違う物なのかなぁと思います。
私自身、夢追い人に憧れている節があり、実際に一歩を踏み出そうとしたこともありますが、その一歩に全体重をかけてしまうことを躊躇して挫折しました。
夢が「有名になること」だったり、「売れること」であれば成功も描けたのかもしれませんが、
私の夢は「自分のやりたいことを矛盾を抱えずに形にしたい」だと気づいて、商売としてはうまくいかないと直感しました。
やりたいことをやり続けるには
面白いことやモノを発信している人を見ていると、最初の志を継続することってとても難しいんだなぁと思います。食べるために、売れるために、自分の最初にやりたかったことから少しずつズレていってしまう人もたくさんいます。
マスを相手にしていくと、尖っていた部分は丸くなってしまう。変わらずに信念を貫き通せている人は、本当に稀だと思います。やりたいことをやりつづけるのって本当に難しい。
今までで自分が一番やりたいことをのびのびとやれていた時のことを思い返してみると、経済的不安がなく、人間関係にも恵まれていた時でした。差し迫った目の前の問題があると「自分の好きなこと」より、「安心したい」が勝ってしまって、楽になるために矛盾を抱えたオファーも受けてしまいます。
やりたいことを続けるためには安定した収入と安心できる環境が必要だと思います。
やりたいことだけで安定した収入を得られれば一番良いですが、
安定した収入をライスワークで得ながら、自分の好きなことを矛盾を抱えずに形にしていければ、私の夢は叶うことになるんじゃないかとも思えるようになりました。
「やりたいことだけで稼ぐ」のが私の夢ではない。
「やりたいこと以外の仕事をもちながら、やりたいことを続けようと思ったけれど継続できなかった」という人もたくさん見てきました。現在はできていないかもしれませんが、またやる気が出てたら再始動させればいいんじゃないかと思います。やる気が出ない場合はきっともうやりたいことが他にあるんじゃないでしょうか。
「鉄は熱いうちに打て」ともいいますが、熱が冷めてもぶれない願望があれば、そちらへ進めばいいと思います。
やりたいことは変わっていくこともあると思います。
モチベーションを継続させるには、経験上、コミュニケーションが大事だと思います。
計画を立て、発信し、アドバイスをもらい、PDCAを小さく回す。
孤独の中、一人でやりたいことを続けるのはとても大変ですが、フィードバックがあれば承認欲求をエネルギーに思った以上に頑張れます。
夢追い人がずっと夢を追い続けていたら、旅路の果てはやって来ないかもしれない。
私はただ夢追い人になりたいだけなのかもしれないですね。